お知らせ

【フィンレイソン展に行ってきました】

2021年10月26日


何度か本欄でもご紹介している「フィンレイソン」ブランドの展覧会です。

「フィンレイソン」とはフィンランド・タンペレ市1820年にジェームズ・フィンレイソン氏が創業したテキスタイル会社です。
2020年に創業200年を迎えたことを記念して今年展覧会が開催されています。

(コロナ禍によって開催が1年延期されていたそうです)

 

 
この展覧会で「フィンレイソン」のことをより深く知ったのですが、その歴史とデザインセンスにとても感銘を受けました。

フィンランド最古の績工場として設立後、綿織物業へとシフトし、地域と社会の発展を支えます。
19世紀において国内最大の雇用主であり、積極的に女性を雇用し、独自通貨の発行、工場内に学校や病院、図書館、教会を設立するなど、労働者の生活全般をケアするという現代にも通ずる理念と福祉を実践していました。
(その頃日本は江戸時代末期から明治にかけて、外国船が来航し、時代の変わり目を迎えていました)

やがて「フィンレイソン」という社名をブランド化し、1950年代には社内アトリエを設立してインハウスデザイナーを登用(このような動きも当時は珍しかったでしょう)します。

以後フィンランドはもちろん全世界で愛される多種多様なテキスタイルデザインを発表し続けています。

 

19世紀で女性にも平等の労働機会があり、福利厚生の理念を持つとは世界的にも画期的ではなかったでしょうか。
それが労働者の囲い込みだとしても、より良い労働環境の提供は結果として会社の生産性があがる、など現代社会でも考えさせらることでした。(でもそれが生産性のためだけではないのは、フィンレイソン社が現在も企業の社会的責任の一環としてサステナブル活動にも取り組んでいることにも現れていると思います)

フィンレイソンブランドを支えた多数のデザイナーの作品もとても素敵なものばかりでした。
手書きの配色指示や切り貼りされたパターンなどが残る原画とともに製品となった生地も展示されており、

製品が生まれる貴重な過程を見ることができます。

 
どのデザインにも、時代を反映しつつ北欧の自然に生きる動植物への温かい眼差しが注がれています。
その感性が自然を支配せず共生して暮らすことを是とするわたしたちの心に響いて「北欧デザイン」が好まれているのだと感じます。
(そんな理屈抜きにしてフィンレイソンのデザインはどれもこれも本当に素敵です!)

 

展覧会をご覧になった後は、「フィンレイソン展」図録もおすすめです。
図録というよりデザインにも用紙にもこだわりが感じられるお洒落なファッション誌のような装丁で(サイズ感も◎)、

眺めているだけでフィンレイソンの世界に浸れます!
そして図録を買ったらエコバッグ付いてきました。こちらも使いやすくてお気に入りです!      

                                                                                                                                            

皆さまも「フィンレイソン展」にお出かけになってはいかがでしょうか。

「創業200周年記念 フィンレイソン展」は2022年1月10日まで京都文化博物館で開催中です。
www.mbs.jp/finlayson_kyoto/ 

 
なお「フィンレイソン」ブランド寝具は当店でも扱っております!
お部屋を北欧風にしてみたい方、お求めはぜひ当店で!

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